社員の本音を把握できた方法とは…
「ザ・ドリーム・マネジャー」に登場する清掃会社のモデルとなったJANCOA社は、社員にアンケートを取り、彼らが会社までの輸送手段に困っていることを知り、15人乗りのバンを購入して社員の送迎を行うようになりました。
実際のバンはこれ。
鮮やかな色で格好いいですね(^。^)!
1番はじめの運転手は、オーナーのトニーです。彼は市内全域で運転しましたが、社員は運転をしているトニーが、オーナーであることに気づきませんでした。
これはJANCOA社にとって一つの機会になりました。
トニーは社員同士の話を運転しながら聞くことができました。
それは、今まで経営者の前では、共有されなかった話ばかりです。
また、 社員の自宅まで送迎する中で、社員の経済状況を確認することもできました。
これによって、社員の問題を解決するアプローチが大きく変わったのです。
社員の送迎により、社員の満足度が上がるだけでなく、経営者自身が社員の真の声が聞けるようになったことで、経営の課題を見つけることができたのです。
「ザ・ドリーム・マネジャー」では、経営者がバスの運転手をやったくだりは書かれていません。
でも、社員の本音を掴めたことは、経営に相当なインパクトを与えたと思います。
相当な心理的安全性が高い職場でない限りは、上司ましてや経営者に物を言うなんて、できないでしょうから。
トニーがしたことを 、自分の会社でやれたら面白そうですね♪
社員の本音が辛辣すぎて、しばらく立ち直れないなんてこともありそうですが(笑)、試してみてください!
ザ・ドリーム・マネジャーは、働き方改革の一助になるはずです。
ぜひご一読ください!