日本の職場を元気にするドリームマネージャーのブログ

ドリームマネジメントの認定ファシリテーターのブログです。夢を持ち、叶えることを応援します。日本の企業にドリームマネジメントを広めることが私の夢です。

なぜビートたけしさんは「夢」を否定するのか!?

ベストセラーになっているビートたけしさん著「バカ論(新潮新書)」を読みました。

本屋さんで、どんなことが書いてあるのかなーと立ち読みをしていたのですが、「夢がいいものだ」という間違った考え方がはびこっている”という文を見て、ガーン( ̄▽ ̄;)とショックを受けました。

こんなこと言われたら、ドリームマネージャーが生きていけない(-_-;) そんなことはないはずと涙目で本を購入。

たけしさんを否定してやるーと意気込んで、読了しましたが、結構面白かったです(爆)

たけしさんは、「希望を捨てずに努力をすれば、きっと夢は叶う」って言うことは甘い。現実をもっと直視すべきと言っています。

たけしさんはもともとプロ野球選手や学者になりたかったようで、芸人が「やりたかった仕事」ではなく、たまたま偶然そうなったとのこと。

最終章では、芸人になってからの思いが綴られています。
”「負けてもしょうがない」とは思わなかった。はじめて、勝とう、勝ってやろうと思った。スタートラインはそこなんだ”とありました。

昨日、ターゲット・ドリームを作成するときに、SMARTの法則にそって、夢をより明確にしていくことを書きましたが、たけしさんは、SMARTでいう、「妥当性」の部分をより重視されているのだと思います。

ドリームマネジメントの夢の定義は”やりたいこと”です。日帰り温泉旅行にいくのも、プロスポーツ選手になるのも夢として扱います。

それに対して、たけしさんの夢の言葉の定義がちょっと狭いのかな。(悪い意味じゃありません)
これはたけしさんが相当な努力をされて、今の地位を築いているからこそ、努力をしないやつが夢を口にするなと言っているんじゃないかな。

でも、たけしさんの言葉を受けて、自分の夢をすぐ否定しないでくださいね。
たけしさんも夢を持つこと自体が悪ではなく、それが現実的なのかを問うてるわけです。

例えば、ドリームリストの100個の夢を1年以内・1~5年・5年以上で夢を分類する時に、今すぐできなさそうなのは、5年以上にしてみるのが良いかもしれませんね。そして、まずは1年以内でできることに力を注いでみる。

でも、私は別に現時点では叶えられないような夢をぶち上げても良いと思います(^-^)

そこから自分に足りないものが見えてくるかもしれないし、自分の夢を表明する時点で、覚悟を決めてるし。

夢に大きいも小さいも良いも悪いもないんですよね。
誰が何と言おうとあくまで基準は自分。

バカ論を読んで、夢について改めて考えることができました。
皆さんは夢を持つことに対して、どんな思いを持たれているでしょうか?