6年間求人票を出していない会社
ザ・ドリーム・マネジャーでは、離職率400%の清掃会社が社員の夢を応援することで、入りたくても入れない会社になったストーリーが書かれています。
ザ・ドリーム・マネジャー はこちら↓
https://www.amazon.co.jp/dp/4903212092/
本はフィクションですが、実際の話をベースに作られており、この本のモデルとなったのが、
アメリカのオハイオ州を拠点にしている清掃会社のJANCOA社です。
写真はCEOのMary Millerさんです。
JANCOA社のHPでMaryさんの記事が掲載されていましたが、JANCOA社は6年間求人を出さずに人が集められているようです。
やったことは、ドリームマネジメントプログラムの制度を作って「社員の夢を応援すること」。本に書かれていることと同じです。
大学を卒業すること、スモールビジネスをはじめること、養子縁組をすること、たばこをやめること、英語を読み書きできるようになること、運転免許を取ること… 等。
ドリームマネージャーがコーラとピザを手にしながら、社員と面談をし、社員が夢を叶えることをサポートするのです。
清掃会社はきついイメージがありますよね?すごく人気がある職業でもないですし、待遇の面でも恵まれていないことでしょう。
それでも、求人票を出さずに人を集めることができるのは、夢を応援する制度に魅力があるからです。
JANCOA社では、社員に一生涯勤めてもらうことは想定していません。人気がない業界とわかっていて、キャリアアップとして転職することも支援するのです。
また、実際に社員の夢を応援するメリットは求人だけではありません。本業でもプラスになっています。
社員1人が1時間あたりに清掃できる面積が、なんと他社の2倍もあるんですって。
これは純粋にすごいなぁと。モチベーション向上がここまで仕事の結果として表れるのですね。
これからますます働き手不足になってくる日本の企業で、JANCOA社から見習うべき点は結構多いのではないでしょうか。
日本でもJANCOA社のような魅力的な会社を増やしていくことに、少しでも貢献できればと思っています。